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2024.08.22

強いアシコシ技術で現場にキツいがない世界を目指すCuboRex、シリーズAラウンドで総額2.5億円の資金調達を実施~事業拡大に向けて、クローラ式AGV(自動搬送ロボット)の開発を強化〜

株式会社CuboRex(本社:東京都葛飾区、代表取締役:嘉数正人、以下「当社」)はこの度、DRONE FUND3号投資事業有限責任組合、マブチモーター株式会社、株式会社レアゾン・ホールディングス、ユナイテッド株式会社、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社、ASAアドバイザリー株式会社、MIRAISE、および複数の個人投資家を引受先とする第三者割当増資により、総額2.5億円の資金調達を実施いたしました。さらに、昨年実施した、DRONE FUND、しんきんーやらまいか投資事業有限責任組合、おきなわイノベーション創出ファンド、その他の投資家を引受先とする約1.9億円の資金調達および日本政策金融公庫からの約1億円の資本性ローンの借り入れも合わせ、当社の創業以来の累計資金調達額は約6.3億円となりました。

 

資金調達の背景と目的

 

当社は運搬一輪車電動化キット「E-cat kit」など、あらゆる現場で運搬をアシストするソリューションを開発してまいりました。また新たな展開として、ENEOSグローブ社と共同開発した「らくらくエネキャリー」など、特定の業界に特化した運搬車を大企業と協力して生み出す取り組みを開始しております。

今回の資金調達により、当社は自動搬送システムの開発を加速させる予定です。具体的には、以下の目標を達成するために資金を活用します。

 

1.製品開発の強化

不整地や過酷な環境下でも高い走行性能を持ち、自律的に搬送作業を行える「クローラ式AGV(自動搬送ロボット)」の開発を進めます。当社のクローラ走行技術は、一般的な自動搬送ロボットが対応できない環境でも対応可能であり、斜面や段差に強く、屋内外での運用が可能です。当社ではこうした技術を『強いアシコシ』と表しております。

2.市場投入と拡販

多くの現場に強いアシコシを搭載した自動搬送ロボットを提供するため、各業界のインテグレーターとの提携を進めて行きます。

3.技術開発と他社連携の強化

自社単独の取り組みに留まらず、他社との技術連携によって、より高度な搬送システムを実現します。複雑な環境にも柔軟に対応できるロボットを開発することで、労働力不足や安全性向上に貢献します。

また、既存の物流システムとも連携し、トータルソリューションとしての提供を可能にします。

4.多様な環境における実用性の証明および事例集の開示

多様な環境における効果を明確にし、顧客のニーズに応じた最適なソリューションを提供します。

 

引受先

DRONE FUND3号投資事業有限責任組合(既存)
マブチモーター株式会社(新規)

株式会社レアゾン・ホールディングス(新規)

ユナイテッド株式会社(新規)

NOBUNAGA Raise Fund投資事業有限責任組合(新規)

ASAアドバイザリー株式会社(新規)

MIRAISE(新規)

個人投資家 複数名 (新規)

 

投資家からのコメント

 

DRONE FUND株式会社

キャピタリスト 芳賀 英樹 様

この度多くの投資家の皆様に、CuboRexをご支援頂けることを大変うれしく思います。

既存プロダクトで蓄えた技術やノウハウを活かして、LPガスボンベの電動運搬台車や自動搬送システムなどのプロダクトの展開につなげており、直近の事業成長は目覚ましいものがあります。

このようなプロダクトは「コアテクノロジーを早期に実装し、市場のフィードバックを得ながら更なる開発につなげる」といったCuboRexの戦略が結実したものであり、これから更に魅力的なプロダクトを提供できることを確信しております。

DRONE FUNDはCuboRexのミッションである「現場にキツいがない世界」の実現のため、共に歩みを進めていきます。

 

マブチモーター株式会社 

代表取締役社長 高橋 徹 様

当社は小型直流モーターのパイオニアとして、創立以来、長年、小型・軽量・高効率のモーターを様々な用途に提供することで、社会に貢献してきました。近年では、更なる成長への取り組みとして、従来のブラシ付モーターによる用途拡大に加え、ユニット対応を含むソリューション提案や各用途に適したブラシレスモーターの開発と販売も推進しています。CuboRexにも当社のブラシレスモーターを採用いただいておりますが、今回の出資により、当社製品の提供に留まらず、お互いの強みを学び合いながら、CuboRexの目指す「現場にキツいがない世界」と、当社の目指す「すべての人々の安全で快適な生活」の実現のために、共創関係を築いていきたいと考えております。

 

株式会社レアゾン・ホールディングス 

ファイナンス本部部長 盛川 大輔 様

CuboRexは、様々なプロダクト開発により蓄積してきた技術力、及び戦略的な事業運営を高い次元で両立している稀有な企業様であり、弊社としても並走させていただきたく出資を決定いたしました。

運搬用ロボティクス市場は競争の激しい市場と理解しておりますが、CuboRexは現場の声を基にマーケットインでプロダクトを開発し、ニーズに沿ったプロダクトの提供に努めており、競争の激しい業界内で優位なポジションを確立しております。CuboRexの生み出すプロダクトが今後様々な現場に導入され、各業界の課題解決に貢献していくことができるよう、株主として支えていきたいと考えております。

 グループのネットワークを活用した資金調達面での支援、レアゾン・ヒューマンインタラクション研究所にて推進するロボティクス事業を始めとした事業面の連携等を通じて、CuboRexの事業成長に伴走していきます。

 

ユナイテッド株式会社 

投資事業本部キャピタリスト 小畑 暁史 様

日本を支える中小工場は高齢化や労働力不足に直面しておりますが、従来のロボットでは油まみれの床や段差、狭い通路など、自動化が難しい環境にあります。CuboRexは代表の嘉数さんをはじめとした強力な開発体制や既に顧客に選ばれている高い技術力で中小工場のDX実現を目指しております。さらに大手メーカーを含めた強固なサプライチェーンの構築などCuboRexなら当該領域の深いペインへの解決が出来ると考え、ユナイテッドはこのたび、出資の意思決定をさせていただきました。

私自身、実際にオフィスにお伺いした際、小型でパワフルなロボットや、徹底的に仕組化されたフローに感銘を受けました。

これから近くで応援させていただけることを楽しみにしております。

 

NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社 

インベストメント部リーダー 川埜 浩之 様

近年では加速する労働人口の減少等に伴い、製造業や物流業界を中心に完全自動化や無人化を目的としたAGV・AMRの普及が進んでいます。CuboRexは、その中でも、「不整地産業の作業をもっと楽に便利にする」ことに強みがあります。現在、開発中である『クローラ式AGV(自動搬送ロボット)』は、中小・中堅工場向けとしており、まさに、「中小・中堅企業への経営支援を行っている十六フィナンシャルグループ」・「製造業・ものづくりの集積地である東海地区」との親和性が高いことから、地域の課題解決及び当社の事業成長に向けた連携を図り、全力で支援していきます。

 

 

MIRAISE
代表パートナー&CEO 岩田 真一 様

MIRAISEはエンジニア起業家に投資するファンドですが、最も大切にしていることは技術そのものよりも、創業メンバーの課題解決に対する思いです。CuboRexは、自動化によるものづくり現場の業務環境改善という難題に向き合い、お客様への丁寧なヒアリングと機能改善を積み重ねています。同社の強みである不整地走行技術を、現場で即時に効果が得られるソリューションとして提供できていることは素晴らしく、チームが一丸となってミッション遂行に挑んでいることの現れだと思います。
ご一緒させて頂く投資家の皆さまとともに、同社の支援をさせて頂けることを心から嬉しく思います。今回の調達によって、今後予定している新製品の開発を盤石なものとし、CuboRexの活躍の場が更に拡大することを期待しています。

 

 

株式会社CuboRex代表取締役 嘉数正人のコメント

 

この度のシリーズAラウンドでの資金調達により、CuboRexはさらなる成長のステージに進むことができました。投資家の皆様には、心より感謝申し上げます。

私たちは『現場にキツいがない世界』のビジョンに向かって現場に溶け込むプロダクトを磨いてまいりました。今回の資金調達により、自動化に向けた開発を一層強化し、より多くの現場での課題解決に貢献していきます。不整地や過酷な環境でも高いパフォーマンスを発揮する当社の『強いアシコシ』の技術を、製造、物流、建設など、さまざまな産業分野で展開していきます。今後も革新的なソリューションを提供し、現場に貢献できる企業を目指して、挑戦を続けてまいります。

 

クローラ式AGV(自動搬送ロボット)について

 

これまで、工場内での物の移動、いわゆるマテリアルハンドリングの自動化においては、AGV(自動搬送ロボット)やベルトコンベアなどの搬送機器本体のコスト以上に、床面の再舗装や無線ネットワークの構築など、インフラの再整備に多額のコストがかかっていました。加えて、中堅規模の工場では、建屋の増築を繰り返すことで製造力増強を進めた結果、建屋間が屋外環境となり、物の移動を自動化することが難しい状況が生じています。

そこで、工場のインフラに手を加えることなく、即時導入が可能な「クローラ式AGV(自動搬送ロボット)」の提供開始に向けて開発を進めています。このシステムは、急なスロープや段差に対応する高い走行性能を備え、屋内外の過酷な環境下でも自律的に動作する「環境適応型自動搬送システム」を実現します。すでに200名規模の工場で試験導入が進行中です。

 

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