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活用事例

2025.01.28

E-cat kit2を活用した新規開発事例②【ENEOSグローブ株式会社様 LPガスボンベ運搬用電動台車 らくらくエネキャリー】

E-cat kit2は、一輪車をはじめさまざまな手押し台車を電動化できるタイヤキットです。

E-cat kit2のインホイールモーターをソリューションとして利用することで多様な業界の専用機器に導入されています。

 

今回は、導入企業様に導入に至った経緯や開発のメリットなどを伺いました。

 

E-cat kit2とは?

 

 

ー御社のサービス・事業について教えてください

 

ENEOSグローブ株式会社は、LPガスの輸入元売り会社です。2023年に事業創造室を新設し、

LPガス業界の関連ビジネスを開発する部署としてさまざまな製品開発を行っています。

 



ー今回E-cat kit2を導入していただいた「らくらくエネキャリー」について改めてご紹介いただけますか

 

従来手押し台車で運搬していたLPガスボンベの配送業務をアシストする電動運搬台車です。

LPガスは大変ニーズの高いエネルギーですが、重たいものだと90kgにもなるボンベを手押し台車で運搬するなど現場の労働環境は過酷を極めます。

 

全国にLPガスの配送用トラックは1万4千台〜5千台ほどあり、そのすべてに配送用の運搬台車が備え付けられています。

それを電動化することで作業員の皆様の労力を軽減し、より安全に作業をしていただくためのツールとして開発しました。

LPガスが充填されたボンベを載せた状態で、坂道や段差などをスムーズに走行できます。





ーLPガスボンベ運搬台車の電動化にはどのような経緯があったのでしょうか

 

こちらの事業創造室は2023年に発足した新規部署で、自社の強みを活かしてLPガスに関わる新しいビジネスを創出するのがミッションです。

現状LPガス業界にもさまざまな課題があり、そこを解決するための商材を日々開発しています。

 

部署立ち上げ後、LPガス業界の課題を調査していく中で、作業員の平均年齢の高さや現場の作業のキツさを訴える声がかなり多く上がっていました。

 

70代の作業員の方が未だ現役で働いている事例もあり、現場作業の省力化を進めることで労働負荷を軽減したい。そんな思いでガスボンベの電動運搬台車の企画がスタートしました。

 

ーらくらくエネキャリーを開発するにあたり、どんな課題がありましたか?

 

開発の課題以前に、初の試みであったのでまずはどう進めていくか、どこと組んで何を使って製品を作っていくのかという情報収集が急務でした。

 

海外製品も含めいろいろなものを見ていましたが、一目見てこれは使えそうだと感じたのがEcat kit2でした。

 

ー新規製品の開発にE-cat kit2を導入した経緯を教えてください

 

製品を調査する中で、たまたまCuboRexのyoutube動画を見たのが最初のきっかけです。

みかん農家の段々畑ですいすい進む電動のコンテナ一輪車をみて、「これはすごいな」と思ったのが率直な感想でした。

 

 

E-cat kit2のタイヤ径がLPガスボンベの運搬台車のタイヤ径と全く同じだったのを見て、そのままボルトオンで着くのでは?と思い2023年の5月にCuboRexにコンタクトを取りました。

 

もちろんそのまま取り付けるだけで完成とは行かなかったので、そこから3ヶ月くらいかけて試作機をいくつか作っていただきました。

早い段階で仕様を決定しそこからブラッシュアップを重ねましたが、かなり早いペースで話が進んだと思っています。



ーE-cat kit2の開発への導入、CuboRexとの共同開発の決め手は何でしたか?

 

動力部分に関して他社製品も調査はしていたのですが、E-cat kit2を見てからは即決でした。

 

しかし、CuboRexと台車も含めた共同開発を行った方が良いのか、あるいはE-cat kit2だけを供給いただき他の台車メーカーと開発を行った方が良いのか悩んでいました。

 

ですが、CuboRexは社内で新規の設計開発が可能な体制が整っていることもあり、動力部分と合わせてフレームも開発や生産までを一気通貫でお願いできることがわかり、共同開発を決断した決め手になりました。





ー実際にご一緒させていただきいかがでしたか?メリットや、逆にデメリットを感じたところがあれば教えてください。

 

会社の規模に関わらず、別業種の企業と組んで何かをやるということ自体が弊社にとって初めての経験でした。

発売までは多少のトラブルなどもありましたが、大変うまくいったケースではないかと思います。

 

弊社はLPガス業界とのつながりや製品の販売網には強みがあるものの、ものづくりのノウハウがない状態からのスタートでしたので、新規開発に関して実績の多いCuboRexにとてもいい形で伴走していただきました。

 

開発期間は1年ほどで、試作機の段階からもスピード感があったのでお任せしてよかったと感じています。

 

ー事業創造室の今後の展望を教えてください。

 

まずは今回の開発で、ガスを販売してくださっている特約店の皆様のお役に立てればと思っております。

そして、新たな事業を広げていくことで技術を横展開して、拡大していくことを目指しています。

 

現在、らくらくエネキャリーの他にも流通支援や作業員の教育関係の商材などさまざまな製品開発を行っています。今後もエネルギー業界の活性化に貢献ができればと考えております。




ー森脇様、島根様、ありがとうございました!

CuboRexは今後もガス業界の進化に貢献してまいります。

 

らくらくエネキャリーに関する詳細はこちら
https://ec.eneos-globe.co.jp/products/01rec-set1

 

※製品についての詳細はENEOSグローブ株式会社様へ直接お問い合わせください。

 

 

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https://cuborex.com/contact/

 

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