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2022.06.23
【登壇レポート】不整地AIロボット開発の未来:CuboRexが提唱する「モジュール化」構想(NVIDIA AI DAYS 2022)

News / Event Report
【登壇レポート】不整地AIロボット開発の未来:
CuboRexが提唱する「モジュール化」構想
NVIDIA AI DAYS 2022
NVIDIA主催のイベント「NVIDIA AI DAYS 2022」において、CuboRex 自動走行/AI担当の中村が登壇いたしました。「不整地でどのようにAIが活用できるのか、そしてその展望」についてセッションを行いました。この記事では、CuboRexが目指すビジョンと、不整地における最新のAIロボット開発手法をレポートいたします。
登壇セッション スライド資料
NVIDIA AI DAYS 2022 登壇スライド動画
当日の登壇セッションで使用したスライドを動画形式で公開しております。
※音声は収録されておりません。
現場の課題は「現場の人」が解決する社会へ
不整地のパイオニアを掲げるCuboRexは、「不整地の苦役を無くす事」をモットーに活動しております。現場の困りごとを最も理解し、解決できるのは現場の人自身だという考えのもと、「現場の人が欲しいものを自分で作れる、それが当たり前の社会」の実現を目指しています。
AIロボット開発を加速する3つの「モジュール」
現場に合ったロボットを短期間で開発(ファインチューニング)するために、CuboRexはハードウェア・ソフトウェア・AIの3要素をモジュール化し、ブロック玩具のように組み合わせるだけでシステムが完成するアプローチを提唱しています。登壇ではこれを親しみを込めて 「ガチなレゴ」 と表現しました。

Module 01
ハードウェア
「E-cat kit」「CuGo V3」「CuGo MEGA」など、組み合わせ自在なユニット群です。農地・砂利道・坂道など、あらゆる不整地に対応する足回りを即座に構築できます。
Module 02
ソフトウェア
ROS対応の開発キットをベースに、LiDAR・カメラ・NVIDIA Jetsonなどを自由に追加できる拡張性豊かな設計です。高度な自律制御を現場で実現できます。
Module 03
AIモデル
NVIDIAの学習済みモデルに少量の現場データを加える「転移学習」を採用しています。TAOツールキットにより、GUIで手軽に高精度AIを実装できます。
【活用事例】協力農園における高度な環境認識
3つのモジュールを組み合わせた実践例として、段々畑のみかん農園(静岡県協力農園)での実証試験をご紹介しました。

通路が狭く難易度の高い環境において、LiDARの地図だけでなく視覚認識AIを組み合わせることで、「芝生(走行可能)」「樹木」「岩」などを正確に色分け推論するセマンティックセグメンテーションを実現しました。未学習のルートでも踏みたくない場所を自律的に回避する走行能力が実証されました。
※アノテーション作業には非エンジニアの社員も参加しました。NVIDIAのTAOツールキットを活用することで、専門知識がなくてもAI開発に貢献できる体制を構築しています。
不整地ネットワークの共創へ向けて

NVIDIA製品の進化により、高精度なAI開発は現実的かつ手軽なものになりました。CuboRexは今後、ハードウェアを活用したい人・AIアプリを現場で試したい人・課題を抱える農家やインフラ管理者が集まる「不整地ネットワーク」の構築を目指しています。得られたノウハウをオープンにシェアし、不整地ロボットの発展に貢献してまいります。


