愛媛大学大学院農学研究科研究グループと共同研究パートナー契約を締結

ニュースリリース

愛媛大学大学院農学研究科研究グループが取り組む「急傾斜地農業の超省力化・高品質生産のための小型ロボット農業システム研究グループ」の研究協力パートナーとして、共同契約を締結したことをお知らせいたします。

■「急傾斜地農業の超省力化・高品質生産のための小型ロボット農業システム研究グループ」活動概要

 「急傾斜地農業の超省力化・高品質生産のための小型ロボット農業システム研究グループ」は、持続可能な傾斜地農業の実現に向けて、愛媛大学農学研究科食料生産学専攻の上加裕子准教授を中心に活動を行なっています。

 URL:http://web.agr.ehime-u.ac.jp/~agri-robot/

■本研究におけるパートナー活動概要

 当社は、不整地におけるハードウェア開発のパイオニアとして、豊富な知見を有することから、研究設計のアドバイスや急傾斜園地でも安定した自律走行が可能な走行ユニットの開発の分野においての技術提供や実証実験のサポートを行います。

■NEDO先導研究プログラムの採択研究にCuGO製品が使われています

 急傾斜地農業の超省力化・高品質生産のための小型ロボット農業システム研究グループ」の活動とは別に、愛媛大学農学部は2020年度のNEDO先導研究プログラムに採択され、「機械負荷制御導入による電動農機・農業ロボットの最適エネルギー・作業管理技術の開発」を実施しています。このプログラムには、上加准教授ら研究グループのメンバーも参画しています。 

 本プログラムでは、農業機械の電動化に必須となる各種の機械負荷制御技術を構築し、同制御技術を適用することで電動農機の社会実装を促すとともに、急傾斜園地でも安定した自律走行が可能な走行ユニットの開発とロボットが適応しやすい圃場設計を一体的に推し進めるなど、利用環境を強く考慮した研究開発により、ロボット農業システムや電動農業機械の社会実装を確実にすることを目的としています。このうちType 4の急傾斜地自走ロボットの開発では、弊社のGuGO V3、MEGA,Roverの3機種が使われています。

■弊社からの提供プロダクト「CuGo」とは?

 電動クローラユニット「CuGo」は、産業ロボット用のテスト機をスピーディに制作できる、クローラと呼ばれる電動ユキャタピラキットです。動力を内蔵し、凸凹道でも人が乗って走れる走破性と耐久性を実現。これまでキャベツの収穫自動化ロボット、自動草刈りロボット、地中を探索する地中レーダーロボット、自動栗拾いロボットなど、凸凹が多く人が作業しづらい不整地での作業自動化を目指した研究開発に利用されています。

 従来パーツ化されていなかったクローラのキット化により、販売開始から産業ロボット関係者様より多くのお問い合わせを頂き、国公立大学や国立研究機関、研究開発企業を中心に300台以上が導入されています。

※参考URL:https://cuborex.com/cugomega/

■今後の展開

 当社では、不整地のハードウェア開発のパイオニアとして、ロボット開発や電動農業機械に先端技術の社会実装をするべく、大学や企業、研究機関とともに積極的に展開してまいります。

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