CuboRexオンラインショップにて、Jetson Orin NX 16GB コンピュータキットを販売中!

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近年、農地や土木建築現場等の凸凹な「不整地」と呼ばれる場所での人手不足が深刻な課題とされています。

現在CuboRexオンラインショップでは、危険が伴う現場での作業負担軽減や効率化に取り組み、産業用ロボットにおけるAI実装を後押しするため、動力内蔵型クローラユニットやタイヤキットなどのCuboRex独自のプロダクトと併せ、Jetsonシリーズの最新世代”Jetson Orin NX 16GB モジュール”を搭載したコンピュータ「Seeed Technology 社製 ”reComputer J4012”」を取扱中です。


https://cuborex.base.shop/categories/5062398

「NVIDIA Jetson Orin NX 16GB」の概要

NVIDIA Jetsonシリーズは、小型軽量で高性能なEdgeAIを実現するプラットフォームです。今までワークステーションで活用されてきたAI技術をモバイル環境で駆動することができ、自律走行ロボットや屋外AIアプリケーションに活用することができるIoTプラットフォームです。

この製品では、Jetsonモジュールから汎用的なインタフェースにアクセスできるようにキャリアーボードが接続されており、一般的なパーソナルコンピュータと同様に容易にEdgeAI開発を進めることができます。

また、reComputure J4012はAC電源コードとWifiモジュールが付属しないキットとなっておりますが、CuboRexでは、すぐにAI開発を開始できるように、AC電源コードとWifiモジュールを組み込んだ上でお届けいたします。

Jetson nano 開発者キットとの比較

最新世代のGPUアーキテクチャAmpereを採用しており、旧シリーズのJetson Nano、Jetson AGX Xavier、Jetson Xavier NXから大きく性能向上しています。AIアプリケーション性能(INT8値)では、旧世代のフラッグシップモデルである”NVIDIA Jetson AGX Xavier “の 3 倍、NVIDIA Jetson Xavier NX の 5 倍の性能向上しており、より高速に、より高精度なモデルをモバイルで実行することができます。※1
また、メモリーが16GB搭載しているため、Transformerをはじめとするメモリを大量消費する最新手法を活用できると期待されます。

※1…引用元 https://developer.nvidia.com/ja-jp/blog/boost-edge-ai-performance-with-the-new-nvidia-jetson-orin-nx-16gb/

「reComputer J4012」製品概要

【特徴】
・Jetson Orin NX 16GB モジュールにキャリアーボードとケースをセットにしたキット
・最大100TOPS(INT8)のAIパフォーマンスを、低消費電力、低レイテンシで実現
・TAOToolkitを使い、ワークステーションでトレーニングしたAIモデルを直接デプロイ可能
・バッテリー駆動するロボット内でもワークステーションと同様のモデルの実行に最適
【仕様】
・サイズ:130mm×120mm×58.5mm
・モジュール:Jetson Orin NX 16GB
・AIパフォーマンス:100TOPS(INT8)
・GPU:32 個の Tensor コア / 1024 コア NVIDIA Ampere アーキテクチャ GPU
・GPU 最大周波数:918MHz
・CPU:8 コア Arm® Cortex®-A78AE v8.2 64 ビット CPU 2MB L2 + 4MB L3
・CPU 最大周波数:2GHz
・メモリ:16GB 128 ビット LPDDR5 102.4GB/s
・ストレージ:128GB NVMe SSD
・電源:9-19V
・ACアダプタ:DC12V/5A(バレルジャック5.5/2.1mm(2.5mm互換プラグ、動作確認済み)
・WiFiモジュール:Wi-Fi 6 (802.11ax)、Bluetooth 5.2

reComputer製品詳細につきましてはこちらをご覧ください
https://files.seeedstudio.com/wiki/Seeed_Jetson/Seeed-NVIDIA_Jetson_Catalog_V1.3.pdf

【想定される使用事例】
・研究用移動ロボットの計算機
・監視カメラやコミュニケーションロボットなどのAIソリューションの組み込みまたは、その開発

【金額】
販売ページをご覧ください 。
https://cuborex.base.shop/categories/5062398

今後の展開​

今後も、安価で、届いてすぐにロボットが制作できる電動クローラユニットとして、移動ロボット開発の実現及び普及を目指してまいります。

また、人力による運搬や作業負担を減らす移動ロボットを簡単に作れる「CuGo」は、現在多く活用されているスマート農業以外にも土木等スマートコンストラクション分野、また人が入れない災害現場など幅広く活用可能と考えられます。

さらに、「CuGo」を活用したロボットが「ROS」による自律走行、Jetsonシリーズを用いたAIアプリケーションの応用、インタネットプロトコルを用いた超遠隔操作など、不整地産業においても最新の技術を多くの人に手が届くように開発を進め、利用者自身が欲しい物を作り、利用することが当たり前となった社会の実現を目指します。


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