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2026.04.14

クローラーのお手入れ方法  清掃・注油・テンション調整の基本ガイド

CuboRex | メンテナンスガイド

Maintenance Column

クローラーのお手入れ方法
CuGo V4 / MEGA M2|清掃・注油・テンション調整の基本ガイド

長期安定稼働を実現するために知っておきたいメンテナンスの基礎知識

対象製品: CuGo V4 MEGA M2

CuGo V4 や MEGA M2 を毎日稼働させていると、数ヶ月でクローラー(履帯)のチェーンが伸びてきたり、 泥・砂・植物繊維が蓄積したりします。この記事では、現場からも多く寄せられる 「クローラーの清掃方法」「注油」「テンション調整」について、機種別の注意点を交えてわかりやすく解説します。 水洗い前にエアーブローでほこりを先に飛ばしておくとより効果的です。 定期的なメンテナンスがロボットの長寿命化と安全な稼働継続につながります。

なぜクローラーのメンテナンスが大切なのか

農地・不整地での走行を前提に設計されたクローラーロボットは、泥・砂・植物繊維などが 履帯やスプロケットに付着しやすい環境で使用されます。これらの汚れや消耗を放置すると、 次のような問題が発生します。

  • チェーンへの異物巻き込みによる走行抵抗の増加
  • チェーン・スプロケットの摩耗促進
  • 履帯の過度な伸びによる脱輪リスク
  • 放熱不足によるモーターへの負荷増大

稼働開始から 3 ヶ月以上が経過したら、一度クローラーまわりを点検・清掃することをおすすめします。

機種別の防水仕様について

清掃方法を理解する前に、各機種の防水性能を確認しておきましょう。 防水性能の違いによって、清掃時の注意点が異なります。

CuGo V4

 

防塵・防水等級

IP65相当

急な雨や水場でも安心して作業していただけます。水をかけながらブラシで汚れを落とす洗浄が可能です。ただし高圧洗浄機の使用や電装ボックスへの直接水かけは避けてください。

MEGA M2

防水性能

IP64相当

防塵(完全遮断)および全方向からの水の飛沫に対応しています。 シャワー程度の水圧であれば水洗いが可能です。ただし高圧洗浄機の使用は避け、 バッテリー端子のキャップを必ず装着した上で洗浄してください。

クローラーの清掃方法

CuGo V4 水洗い+ブラシ清掃

  1. エアーでほこり・乾いた汚れを吹き飛ばす
    水洗い前にエアーブローで履帯・スプロケット・フレームまわりのほこりや乾いた汚れを先に除去しておくと、洗浄効果が高まります。
  2. 電装ボックスの蓋を閉める
    水かけ前に蓋が確実に閉まっているか確認してください。なるべく水がかからないよう意識することが長期使用のコツです。
  3. 水をかけながらブラシで汚れを落とす
    履帯・スプロケット・フレームまわりの泥・土・植物繊維をブラシで丁寧にこすり落とします。
  4. 水分を拭き取り、乾燥させる
    ウエスなどで水分を拭き取り、直射日光を避けた場所で乾燥させてください。
  5. チェーンに注油する(必須)
    水洗いするとチェーンの油が流れてしまいます。乾燥後は必ずチェーンソーオイルで注油を行ってください。

⚠ CuGo V4 の注意事項

  • 高圧洗浄機はご使用にならないでください。パッキンや電装部品が損傷するおそれがあります。
  • 電装ボックスに直接水をかけることは避けてください。

MEGA M2 水洗い+ブラシ清掃

  1. エアーでほこり・乾いた汚れを吹き飛ばす
    水洗い前にエアーブローで履帯・スプロケット・フレームまわりのほこりや乾いた汚れを先に除去しておくと、洗浄効果が高まります。
  2. バッテリー端子のキャップを装着する(必須)
    水洗い前に必ずバッテリー端子のキャップが装着されていることを確認してください。不安な場合はバッテリーを取り外してから洗浄してください。
  3. 電装ボックスの蓋を閉める
    蓋が確実に閉まっているか確認してから水洗いを行ってください。
  4. シャワー程度の水圧で水をかけながらブラシで洗う
    チェーン・スプロケット・フレームまわりの泥・砂・草などの異物をブラシで丁寧に取り除きます。シャワー程度の水圧であれば全体を水洗いして問題ありません。
  5. 水分を拭き取り、乾燥させる
    ウエスなどで水分を拭き取り、直射日光を避けた場所で乾燥させてください。
  6. チェーンに注油する(必須)
    水洗いするとチェーンの油が流れてしまいます。乾燥後は必ずチェーンルブで注油を行ってください。

⚠ MEGA M2 の注意事項

  • 高圧洗浄機はご使用にならないでください。部品が損傷するおそれがあります。
  • バッテリー端子のキャップは必ず装着してください。キャップが見当たらない場合はバッテリーを取り外してから水洗いしてください。
  • 電装ボックスの蓋が閉まっていることを水かけ前に必ず確認してください。

注油(チェーン・スプロケットの潤滑)

CuGo V4・MEGA M2 ともに、チェーンおよびスプロケットへの定期的な注油は重要なメンテナンス作業です。 注油を怠ると、チェーンの摩耗が急速に進み、異音の発生や走行性能の低下、脱輪の原因となります。

水洗い後はチェーンの潤滑油が流れてしまうため、洗浄後は必ず注油を行ってください。 注油箇所・頻度などの詳細は、同梱の取扱説明書を参照してください。

CuGo V4

使用オイル

チェーンソーオイル

MEGA M2

使用オイル

チェーンルブ

💡 ポイント:注油は「多すぎず少なすぎず」が基本です。過剰な油は土や砂を引きつけ、かえって汚れの蓄積を招きます。 取扱説明書に記載の適正量を守りましょう。

チェーンの張り具合(テンション)調整

稼働を続けるうちにチェーンは少しずつ伸びていきます。チェーンが弛みすぎると脱輪の原因になるため、 定期的にテンション(張り具合)を確認・調整することが重要です。

CuGo V4 テンショナーナットで調整

テンションはテンショナーのナットを回すことで調整します。

時計回り(締め込む)

チェーンのテンションが
強くなる(張りが増す)

反時計回り(緩める)

チェーンのテンションが
弱くなる(弛みが出る)

正面から見て時計回り(締め込む方向)に回すとテンションが強くなります。 履帯チェーンの伸び具合に合わせて、適切な張り具合になるよう少しずつ調整してください。

MEGA M2 テンショナーナットで調整(CuGo V4 と共通)

テンション調整の方法は CuGo V4 と共通です。テンショナーのナットを回すことで調整します。

時計回り(締め込む)

チェーンのテンションが
強くなる(張りが増す)

反時計回り(緩める)

チェーンのテンションが
弱くなる(弛みが出る)

正面から見て時計回り(締め込む方向)に回すとテンションが強くなります。 履帯チェーンの伸び具合に合わせて、適切な張り具合になるよう少しずつ調整してください。

共通チェックポイント(両機種)

  • 左右均等にテンションがかかっているか確認する
  • 張りすぎると走行抵抗が増し、モーターや軸受への負荷が増大するため適切な張り具合を維持する
  • 調整後は短距離走行を行い、脱輪・異音がないか確認する

メンテナンス頻度の目安

使用環境(土壌の種類・稼働時間・天候)によって最適な頻度は異なりますが、以下を目安にしてください。

メンテナンス項目 推奨頻度 備考
クローラーの清掃 稼働後・降雨後など適宜 泥が乾く前に行うと効果的
チェーン・スプロケットへの注油 清掃後・定期的に 清掃後は毎回、定期的に
テンション確認・調整 月1回程度 / 異常時 3ヶ月以上稼働したら要確認
全体点検(目視) 毎稼働前 脱輪・異音・ボルト緩みの確認

まとめ

CuGo V4・MEGA M2 のクローラー(履帯)は、「エアーブロー → 清掃 → 注油 → テンション確認」の 4 ステップが基本メンテナンスです。 水洗い前にエアーでほこりを先に吹き飛ばしておくとより洗浄効果が高まります。両機種ともシャワー程度の水洗いに対応していますが、高圧洗浄機の使用は避けてください。 注油に使用するオイルは機種によって異なり、CuGo V4 はチェーンソーオイル、MEGA M2 はチェーンルブを使用します。 また MEGA M2 は水洗い前にバッテリー端子のキャップ装着を必ず確認してください。

何か不明な点や異常が発生した場合は、無理に対処しようとせず、 販売店または CuboRex サポートまでお気軽にご連絡ください。

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